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体幹トレーニングで昇格つかめ!東大バレー部vol.21【しつこく!ひめトレ】

2015年02月26日

石塚です。21回目の東大女子バレーボール部レポート。
新しいスタートということで、大事なベースメソッド「ひめトレ」を再度紹介です。

毎週、ウォーミングアップとして取り入れているひめトレ。
それは、この運動から得られる大きな、
いくつかのメリットを感じているからです。

トレーニングを行う際に私が特に重きを置いているポイントは、
簡単にいうと
●呼吸
●姿勢
●しっかりした体幹と、自由に動かせる四肢 の3つです。
まずはここをクリアしないと他のトレーニングを行っても効率が悪く
練習成果が上がりにくいのです。

しかし、ひめトレのエクササイズを行うことで、この3つに同時に作用し、
また相乗効果が期待できるのです。
それだけ骨盤底筋と、呼吸に関わる横隔膜をトレーニングすることは大事だと考えています。

まず、ひめトレを正しいポジションに置いて座り、腹式呼吸をするだけで
骨盤の傾きが適正な位置に落ち着いてきます。
そのことで姿勢が良くなり、呼吸もさらに大きく深くなっていきます。
骨盤底筋を引き上げるエクササイズと呼吸のエクササイズを行うと、
骨盤や腰部の安定性に重要な深部筋の腹横筋や多裂筋も働きやすくなってきます。

お腹を中からグッと締めることができ、
さらに四肢の脱力の仕方をおぼえることで、
地面からの力を手先にうまく伝えたり、
体幹部の力のつながりがよくなり手脚の連動性が生まれたり、
運動パフォーマンスが向上します。
さらに、深層部の筋がつかえ、大きな筋肉がリラックスしやすい状態をつくることで、
疲労や故障の軽減にも繋がるのです。

ですので、繰り返しくりかえし、体育館でも家庭でも授業中でも
行っていただきたい、とお伝えしています。

そういうわけで今一度、ひめトレを使用したウォーミングアップです。

最初は、ゆっくりした呼吸運動から。
徐々に可動範囲を広げていって、最後は全身を使った連動した動きにつなげていきます。
ここまでやってから、他の体幹トレーニングを行い、
足腰を大きく使ってジャンプ力やステップを鍛え、
そこからボールを使った形式になっていきます。

今回のひめトレエクササイズ。しっかりやってもたった10分。
10分も時間がとれなければ、種目を絞って5分でもいいです。
練習時間は限られていると思いますが、どんなチームでも可能ではないでしょうか。
先述の通り、長期的にパフォーマンスアップにつながる大きなメリットがあるのです。
毎日やると飽きてくるように思うかもしれませんが、習慣化してほしいエクササイズ。
食事前には必ず手を洗うのと一緒です。運動前にはひめトレを!
「しつこく!ひめトレ」。チームの文化として根付くまで私も頑張っていきます。
それでは、また〜♪

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