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体幹トレーニングで昇格つかめ!東大バレー部vol.20【ラダートレーニング】

2015年02月18日

こんにちは、石塚です。
東大女子バレーボール部レポートも20回目となりました。
先日の練習時に、コーチから「球の打つ音が強く変わってきたのではないか」という
うれしい感想がありました。これに気を良くしてますます頑張ります。

さて、ジャンプ力に伴う下半身強化期間として、数々のトレーニングを
最近お伝えしていますが、今回は伝統的な「ラダートレーニング」です。
実は、トレーニング指導以外の時間も彼女たちの動きやプレーを観察しているのですが、
例えばレシーブのときには細かい足の運びが重要です。
落下点に速やかに移動して、なるべく正確に余裕をもって受けるためです。
この時に足がドタバタしていると、より良い攻撃が難しくなるのです。
試合中もステップのスピードや、いろいろな動きへ対応するための脚の切り返しが
要求されます。

そこで今回からラダートレーニングを取り入れてもらうよう提案です。
いつもより長い動画になりましたが、一挙に大公開です。

さてこの動画にあるような、大きく腕を振って足を上げて走るという動作は
バレーボールではあまりないのかもしれません。
しかしコアをしっかり固めて、動きの中で腕を自由に振ることができるということは
とても大きなメリットになるのです。
ステップについても、速く細かくコントロールできる、ということは
前述のとおり大変必要なのです。
速く動かすためには、トレーニングの中でも速く動かす意識をつけて行います。
ラダートレーニングは細かく正確に動かすこともできるので
あらゆるステップに活きてきます。

このように、練習を行うにしても、その意図と目的を組んでもらうよう
説明して実施することが必要です。
「課題を与えられて、やらされる練習」ではなく、
「この動き、このレベルになるためには、この能力が必要だから、
どうすればいいか、自分で考えながら行いたい」という
自発的取り組みを尊重したいと考えます。
東大の選手たちはマジメでヤル気にも満ちあふれていますので、
きっと昇格をモノにできると思っています。

ところで、ベンチとひめトレも見えると思いますが、
ウォーミングアップとして、ひめトレを使って骨盤底筋群とコアを使いやすい状態にしてから、
このようなトレーニングを取り入れていくことが、
パフォーマンスの向上とケガの予防には重要だと考えています。
それではまた、次回のレポートをお楽しみに!

おまけ…今週の練習後ストレッチです。

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