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体幹トレーニングの前に。カラダを整える2つの方法。
2014年08月01日
こんにちは、コアコンディショニングリサーチディレクター石塚です。
前回、
『ストレッチポールを用いたベーシックセブンに代表されるコアコンディショニングと、フォームローラーによるセルフ・筋膜・リリース、このどちらも実は同じ目的で行われるのですが、アプローチの考え方が異なります。』
という話をしました。
どちらも筋肉をリラックスさせて、良好な姿勢の獲得、適切な筋肉の働きを促すことを目的として行われます。
コアリラクゼーションは骨や関節の位置を正しい位置に調整することで、過剰に働いている筋肉をリラックスさせようという考え方。
セルフ筋膜リリースは、硬くこわばった筋肉に直接働きかけ、筋肉をリラックスさせることで、骨や関節を正しい位置に導き、良好な姿勢を獲得しようという考え方ですね。
得られる結果は同じでも、考え方や方法が違うわけですね。
どちらの方が効果的か、ということではありません。私は両方組み合わせてクライアント、アスリートに指導しています。
人によってはセルフ筋膜リリースをおこなってから、コアリラクゼーションを行うことで狙った効果が引き出しやすい場合もありますし、コアリラクゼーションで十分に改善がみられない部位がある場合に、その関節の関連した筋肉を中心にセルフ筋膜リリースを行った方が効率的な場合もあります。
セルフ筋膜リリースを効果的に行うためのポイントを紹介しておきます。
セルフ筋膜リリースには、以下のような効果があると言われています。
・筋肉や筋膜が伸ばしやすくなる。
・関節の動く範囲が向上する。
・身体の筋肉のバランスを整える。
・筋肉痛を軽減させる。
・筋肉への神経伝達の効率を上げる。
・筋肉の長さを理想的な状態に維持する。
このように考えられ、アスレティックトレーナーやトレーニング指導者・コーチは、選手が『セルフ筋膜リリース』を行う時間を練習前や練習後にとっています。
私は練習前にストレッチポールによるコアリラクセージョン+コアスタビライゼーションで体の準備を行い、疲労回復を促すために練習後にセルフ筋膜リリースを行うことを推奨しています。
セルフ筋膜リリース専用のツールも出ているのですが、
縦乗りに十分な長さのあるストレッチポールはセルフ筋膜リリースにも使え、
耐久性もあるので実に使い勝手がいいのです。
アイデア次第で一石二鳥のみならず三鳥四鳥にも使えるストレッチポール。
ぜひ、お試しください。
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