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体幹トレーニングの日米差の1つ。ストレッチポールとフォームローラーの違いについて。

2014年07月22日

アメリカにもストレッチポールに似た円柱状のエクササイズ器具があります。
これは一般的には「フォームローラー」という名称で知られています。

NATAシンポジウムにて、そのフォームローラーの使い方と効果のワークショップを視察してきました。
この内容とともに、ストレッチポールと各種フォームローラーの違いをご紹介します。

ストレッチポールとのはっきりとした違いは、フォームローラーはストレッチポールよりも短い!ということです。

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なぜフォームローラーはストレッチポールよりも短いのか?

それは使用方法が異なるからなのです。

ストレッチポールは仰向けに縦に乗って行うエクササイズ用に考えられ作られているため、頭からお尻までしっかりと乗る長さで、背骨を乗せても違和感のないちょうどいい硬さで作られています。

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フォームローラーは、次の写真のように、主に横向きで自分で行うマッサージで使われることが多いようです。このような自分で行うマッサージのことは、“セルフ・筋膜・リリース”と呼ばれています。縦向きで乗ることは想定されていません。

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太ももの前のセルフ・筋膜・リリース(手前の黒いポールは米国向けストレッチポールです)

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太もも内側のセルフ・筋膜・リリース

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太もも外側のセルフ・筋膜・リリース

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お尻から腰のセルフ・筋膜・リリース(私も米国向けストレッチポールで参加!)

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肩の後ろから脇の下のセルフ・筋膜・リリース

上の写真のように自分の体重を利用して、ゆっくりとコロコロしていきます。

このセルフ・筋膜・リリースで使用する目的だけであれば、それほど長さは必要ないわけですね。

フォームローラーには90cmくらいの長さのモノもあるようですが、それでも大柄なアメリカ人にとっては縦乗りには不向きでしょう。(ストレッチポールの長さは約100cm)

しかし、コアコンディショニングの基本のように縦に寝て使う場合は、お尻、背中、頭がしっかりとポール上に乗ってリラックスできる必要があるので、ストレッチポールは長めであることが重要なわけです。またストレッチポールはフォームローラーのような部分マッサージの使い方もできるのです。また、先日お話しを聞いたトレーナーさんの多くから「ストレッチポールはカバーに包まれているので、清潔さがキープできる。それも大きなメリットだ」とも聞きました。

さて、ストレッチポールを用いたベーシックセブンに代表されるコアコンディショニング、それとフォームローラーによるセルフ・筋膜・リリース、このどちらも実は同じ目的で行われるのですが、からだをどのように整えていくか、基本の考え方が異なります。

詳しくはまた次回、お伝えいたします。

それでは〜。

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