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さすがキレイな方です！

コアコンディショニングリサーチディレクター石塚アメリカレポート。
今日は、先日お会いしたＮＦＬチアリーダー勝呂美香さんのインタビューをお届けします。
アメリカプロスポーツの中でもＮＦＬのチアリーダーは最難関中の最難関。
ファンの憧れとして、
つねに体調の維持管理とパフォーマンスアップを求められます。
そんな彼女のコンディショニングはどのようなものでしょうか。

勝呂さんの経歴：
東京都私立桜美林高等学校　チアリーディング部にてチアリーディングと出会う。
卒業後、競技チアダンスに転向。クラブチームDance for the PLANETに所属。
大妻女子大学食物学科卒業。栄養士免許取得。
日本社会人フットボール協会Xリーグ　１部所属　日本IBM　BigBlueの専属Cheerleaderとして５年間活動。
2012年アメリカンフットボール、チアリーダーの原点を見たいと思い単身渡米、
NFL　Cheerleaderのオーディションを受け、ファイナリストとなる。
2013年二度目の挑戦で合格。
2014年再度オーディションに合格、現在２シーズン目。

Q. 現在アメリカでどのような日々を過ごしていますか？
A. ワークアウト、ダンス練習、英語の勉強を毎日こなしています。

Q. チアリーダーとしての身体づくりやコンディショニングとして何かやられていることはありますか。何かありましたら、具体的に教えてください。
A. まず、食事管理です。栄養士の資格を持っているので、昔から食については気を付けてきましたが、アメリカでも必ず日本食を自炊しています。トレーニング後はバナナやナッツなど、アメリカで良く目にするものを取るようになりました。
そして、フリーウエイトを使ったトレーニングでは、
10lb（約4kgでしょうか？）の重りを使いスクワットや、ランジなど基本的なものを中心に下半身、上半身を日により分けて毎日やっています。
さらに、有酸素運動。毎日かならず、筋トレの前後に20分から30分ほど取り入れています。クロストレーナーを使用しています。
柔軟体操では、普通の柔軟だけではなく、胸、お尻、首、腕、足のパーツがバラバラに動く様にストレッチしていきます。ストレッチと言っても、ゆっくり動かしながら筋肉に覚えさせていく、という事で、身体の可動域がどんどん広がると私なりに思っています。
クラシックバレエの基礎も大事にしています。日本でもずっと実践してきました。バレリーナの様なしなやかな筋肉もやはりとても大事なので、今も取り入れています。
基本的には毎日バランスよくダンスとトレーニングを取り入れています。
日本では、フリーウエイトは２ｋｇ以上の重りを使用したことはありませんでした。太くなる事が懸念されたので、重りを持っての筋トレはほぼしませんでした。バレリーナの様な細くてしなやかな体を作るためには、してはいけないとすら思っていました。
アメリカに来て感じた事は、アメリカのチアリーダーは、健康的な体であることが美しいとされています。引き締まった筋肉のある身体、でも細すぎない。そして、すごくパワフルなダンスをします。アメリカに来た当初は、負けずに頭を振って脳震盪の様になり、腰を痛めたこともありました。その様なダンスをした事が無かったので、とても大変でした。
アメリカにきて、この土地で活躍する植松さんに見てもらったことで、きちんとしたフォームで継続的にトレーニングをする大事さがわかりました。そして、２か月ほどで体が細くなりました。更に、ダンスにもすごく変化が出てきました。今まで、上がらなかった左足が上がったり、体がぶれなくなったり、下半身に重みを感じるようになりました。そういったことはダンスをする上で身に着けるものだと長年思ってきましたが、2か月でこんなにも変化が出てきたので、筋トレはとても重要だと今は思っています。

Q. 今回、コアコンディショニングを受けての印象は？　ストレッチポールとひめトレとも、今後どのように活用していきたいですか。
A. すごく即効性のあるもの、今言った各種のトレーニングのどれにも該当しないものだと感じました。そのようなトレーニングなどの後に取り入れたり、日常生活に取り入れる事で怪我の予防や、体のバランスを整える事が出来ると感じました。毎日寝る前にやりたいです。

Q. 美香さんから日本の子供たちやスポーツ選手に向けて伝いえたいメッセージをお願いします。
A. 夢がある方もそうでない方も、今目の前にある事を楽しみながら、全力で頑張ってほしいと思います。私は、子供のころからアメリカでチアをやるためにずっとチアをやってきたわけではありませんでした。高校、大学、社会人と目の前に与えられた事を楽しみながら、一生懸命全力でやってきた結果、出会った人や事から、次から次に新しい目標ができこの舞台にたどり着きました。そして、今が人生で一番身体もケガなく動きます。もしかしたら、昔あきらめた夢も今ならできるかも？と思っています。自分の可能性を信じて、日々楽しみながら頑張る事が大切だと思います。

勝呂さんのお話しを聞いて、新しい環境に挑戦する意欲、夢を持ち続けることの大事さを、
そしてパフォーマンスアップのためには、そばにいて正しい指導をしてくれる人がいることと
自分の体について理解することの大切さを感じました。
コアコンディショニングを通じて今後もサポートしていきたいと思いました。
私のアメリカレポート、次回の訪問先はどこでしょうか？
楽しみにお待ちください。

コアコンディショニングリサーチディレクター　石塚利光(NATA-ATC/JCCA-MT/JATI-AATI）