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諦めないで自分を信じる!ボルダリング川端彰子選手取材

2017年09月15日

現役アスリートを訪ねて、これまでの活躍の裏に隠されたエピソードをお伝えしていきます。
今回お話をお伺いしたのは、ボルダリング川端彰子選手。

2017年度ボルダリングW杯開催国特別枠選手としてボルダリング界の第一線で活躍される川端選手に競技への思いについてお話しいただきました。

※動画にて詳細のインタビューを見ることができます。

-学生時代はロープクライミングのユース強化選手として第7回ジュニアオリンピックカップ・ジュニアの部1位になるなど、学生時代から全国レベルで競技を続けてきた川端選手。何がクライミングキャリアをスタートするきっかけになったのでしょうか。

「私が5歳くらいの時、母がクライミングを始めたのがきっかけですね。人工壁ができ始めた頃でしたが、母は岩場でクライミングする人でした。

母が室内でホールド練習する時は、私もついていって登って遊んでいました。本格的に始めたのは、高校1年生の時。2年生の時に「国体出てみないか?」という話になり、競技者としてスタートを切りました。

当時は、ロープクライミングが国体種目でした。今は、ボルダリングのジムや大会も増えてきましたが、それまではロープクライミングの大会しかなかったです。

全日本ユースなどに出るようになり、ジュニアオリンピックのジュニア部門で優勝しました。大学卒業した時、一度クライミングを辞めたのですが、今のボルダリングジムでスタッフとして働き始めて再開。成績もどんどん上がってきていました。」

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-ボルダリングは室内で行われることが多く、全天候でも競技を行うことができます。選手としての年間スケジュールはどのような活動をされているのでしょうか。

「国内の競技シーズンは、10月からスタートして1月にジャパンカップ(国内最高の大会)があります。2〜3月にも大きな大会があり、春に国内でのワールドカップと続きます。シーズンが始まったら、大会に全部照準を合わせて準備しています。

ボルダリングはボーナス点のあるホールドを獲りながら、読み、コースの見極め、ホールドの持つ箇所を常に考えています。

制限時間4分の中で、どれだけ集中して読みを間違えずに完璧に登れるか? それが決まった時の達成感が魅力です。」

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-子供時代はどんな運動をしていましたか。

「クライミングで遊んでいた他は、特別スポーツをしていたわけではありません。そのなかでも、体育のマット運動は得意でした。あとは、中学校時代にはソフトボール部に所属していましたね。投げるのは最初から得意でしたが、走るのは短距離は苦手で…でも長距離は得意でした。

当時の私の考えとして、将来は漠然とクライミングで凄くなりたいと思っていましたね。」

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-オリンピック種目にも選ばれ活気付くクライミング業界。最後に今後の目標をお聞きしました。

「ワールドカップのB代表を目指しています。

ワールドカップはシーズン内に全部で5〜6戦あるんです。これがB代表に選ばれると全戦に参戦できます。そこから先はワールドカップの成績などにもよりますが、A代表、S代表というグレードを目指せるところまで行きたいです。

競技以外では、岩場も魅力的なので難しいところに登ってみたいですね。まだ女性が登っていない有名な壁がいっぱいあるの挑戦したいです。クライミング界の発展につながる女性として、活動もしていければ嬉しいですね。」

世界の壁に挑戦し続け川端選手、東京五輪に向けて目標のB代表の座をぜひ掴み取ってほしいですね。

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