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世界陸上日本代表・右代啓祐選手と新井涼平選手に新エクササイズ「スイングストレッチ」をお伝えしてきました!
2015年12月01日
世界陸上目前!
コアコンファンでは、この8月下旬の世界的大会に出場するトップアスリートお二人を取材してきました。
右代啓祐(うしろけいすけ)選手は、十種競技のオリンピアン。昨年のアジア大会で金メダル、今年の日本選手権では6連覇を成し遂げています。
新井涼平(あらいりょうへい)選手は、やり投げで日本歴代2位の記録を持っている躍進中の選手です。
(ともにスズキ浜松アスリートクラブ所属)
今回、お伝えしたのは、コアコンディショニングの最新エクササイズ「スイングストレッチ」。
お二人の日頃のコンディショニングに役立てていただければ、と思いました。
おうかがいしたのは、お二人が練習する母校国士舘大学の多摩陸上競技場。
右代選手はこの日は調整日。新井選手は、夕方の練習に備えてアップが終わったところ、ということでした。
まずはエクササイズ前の現状把握から。脚上げや上体ひねりなどを行って自分の状態を確認します。
右代選手は、左のひねりが今日はスムーズではないとのことでした。
さっそくエクササイズ開始です。
トップアスリートとはいえ、内容は基本的なもの。
骨盤の下にあてて、左右にユラユラするのをキープしながら、腕や脚の運動を行います。
エクササイズといっても、汗をかくようなトレーニングではありません。
自分の左右差を感じつつ、楽しみながらやっていただけるものです。
一般的な体幹トレーニングやバランストレーニングでは、左右でうまくできない場合は、
腕や脚に力をいれて、なんとかこなすことができます。
スイングストレッチでは、まず脱力が大事。
骨盤位置をしっかり固めて、四肢を自由に動かせるようにしていきます。
左右どちらかがうまくできなくても、それほど重要ではありません。
やり投げなどの競技では、使う筋肉に偏りが出るのはいわば当然。
無理に左右差を修正しようとすると、動きや成績が落ちてしまう可能性があるのです。
スイングストレッチでは、
・骨盤の正しい位置を把握できる
・その上で、胸まわりや手足を自由に動かすことができる
ことを目的とします。
お二人のエクササイズも10分程度で終了。
どのような変化があったかはぜひ動画をご覧下さい。
結論から言うと、お二人とも大変気に入ってくださいました。
右代選手は、良いと思ったメソッドは何でも積極的に取り入れて、競技に活かしているそうです。
トレーニング方法や理論についても、いろいろ行っているようですが、
スイングストレッチの良さとして、
・アップのときなどに短い時間でひとりで手軽にできる
・骨盤が正しい位置で胸の動きが引き出せるので、走るときにもメリットになる
ことなどを上げてくださり、今後も活用してくださるそうです。
新井選手は、やり投げ独特の全身を使った投げ方を実践くださり、その中で
リリース直前に腰を押し出すことの重要性を語ってくださいました。
スイングストレッチで、その動きが手軽に可能となることに感激くださいました。
こちらの様子も動画に収めています。
最後は、大学生部員から斉藤真理奈選手にも体験いただきました。
この方もインターハイ2連覇、関東インカレ2位など日本の女子やり投げ界を代表する選手です。
できないエクササイズもあって苦笑しながらの体験でしたが、実施後には変化をしっかり感じていただきました。
世界選手権は8月22日から北京で行われます。
お二人の日本代表選手の活躍をコアコンファンでも精一杯願って応援させていただきます。
ぜひがんばってください。
今回の取材では、国士舘大学陸上競技部の岡田雅次監督と、トレーニング専門家である横山格郎さんのご協力をいただきました。
ありがとうございました。
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