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マラドーナのサッカー教室!?ディエゴ・加藤・マラドーナさんサッカー教室レポート
2014年10月01日
9月14日に行われた「ジュニアのためのスポーツフォーラム」。
鵜ノ島小学校のグランドでは、ディエゴ・加藤・マラドーナさんによる『楽しくためになるサッカー教室』が開催されました。
加藤さんはこの3月までNHK:Eテレの「天才テレビくん」にてワルドーナとして登場しており、
キッズたちにもおなじみです。
その小学3年生から6年生までの40名を超えるちびっこサッカー選手、そして、保護者や指導者のみなさんが待ちわびる中、
ついにアルゼンチンの英雄が宇部の小学校に登場しました。
『こんにちは~。みんなディエゴ・加藤・マラドーナだよ~』。この声と加藤さんの風貌に、会場は一気に笑いに包まれ、つかみはOK!
随所にお笑いの要素を入れながら、いろんな体の使い方、ボールの蹴り方、ドリブル、キープというサッカーの基本を教えていきます。
一流の技術ですばらしい見本も披露! 決して一人で指導しつづけるのではなく、参加者を動かしながらの素晴らしい指導でした。
加藤さんは、幼い頃からJリーガーをめざし、横浜マリノスジュニアユースから帝京高校へ進みました。
ここで主将を務め、全国高校選手権で準優勝2回の実績を持っています。その後、順天堂大学へ進学し、さらにサッカーの道を極めます。
自身の夢であるプロを目指し続けますが、ケガもあり最終的に断念。
もともと人を笑わせることが好きだったのと、持ち前のサッカーの技術を活かし、日本でただ一人の本格的なサッカー芸人となりました。
現在もプロ顔負けのトレーニングをこなし、Jリーグの試合の前などに、名選手たちとエキシビジョンゲームを行ったりしています。
このような経歴をもつ加藤さんですから、楽しくためになるサッカー教室ができるのです。
この日も、ボールを真ん中で蹴るメリットやそのコツや、ドリブルのときにカラダを相手との間に入れる位置どりなど
基本的ですが実践的でありすぐ役に立つ方法を教えていました。
本物のマラドーナを知らない参加者も、その技術の高さと鍛え抜かれた太腿に、マラドーナのすごさを感じたよう。
見学のお父さんや指導者の先生には、本物に瓜二つの動きや表情でさらに大ウケでした。
キッズたちも最後には加藤さんと試合もでき、子供たちは笑顔いっぱいで楽しんでいました。
こちらも最後には記念写真とサイン会で終了。
子供たちの真剣で楽しげなまなざしに加藤さんも感激され、後日事務局にメールをお送りいただきました。
その文面を紹介します。
「宇部市の子供達の目は輝いていました。あんなに純粋にサッカー教室に取り組んでくれる子供達で嬉しかったです。
さて最後に僕は言いました。『夢を持ち続けてください』と。更にこう付け加えました。
『更にもう一つ、目標はもってください!』と。僕は本気でプロになりたかった。でもなれなかった。
いま僕は、このような教室を開催しながらお笑い芸人としてサッカーに携わっています。
プロ選手になるという夢がついえた後は、お笑い芸人になるんだという目標が、
もっと早くできていたらよかったと子供達に告げました。自分が一生懸命取り組める、
夢と目標を一つずつ持ってください、と。いつか人生の方向を決めるのに役立つと思うからです。
この話しを真剣に聞いてくれた子供達の目を忘れません。僕はその目を見られるのが嬉しくてたまりませんでした。
本当にありがとうございました。また宇部に行ける事を楽しみにしています。また、ディエゴ・加藤・マラドーナ!」
加藤さんも真剣にプロを目指し、人並み以上に努力しました。
夢に対してまずは一生懸命努力する。そのことが今のキャリアに生きているのだと思います。
JCCAとしては、このように全国の選手をサポートし、
ケガなく競技者人生を全うできるためのお手伝いをしていきます。
このたびの「ジュニアのためのスポーツフォーラム2014」では、多くの皆様のご協力をいただき、
JCCAとしてもかけがえのない多くのものを得ました。今後の活動に活かしていきたいと思います。
ありがとうございました。
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