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体幹トレーニングの重要性。シンシナティ大の博士が体幹トレーニングを語る
2014年07月23日
こんにちは。石塚です。前回に引き続き、
NATAのシンポジウムで体幹のトレーニングに関するワークショップが行われていました。
シンシナティ大学のトーマス・パルマー博士は、
「人体の末端部分の可動性のために、中心部の安定性を獲得しましょう」というお話しでした。
まず、パルマー博士のいう中心部とは、骨盤、脊柱を含めた胴体のこと。
日本コアコンディショニング協会が定めている、広義のコアにあたります。
末端とは、上半身なら指先に近い、手首、肘、肩、下半身なら足首、膝、股関節ということになります。
スポーツの動きを分析すると、中心部から動きが始まり、適切に末端に力の伝達が行われなければなりません。
末端から力を発揮するために、中心部の安定性が大事ということですね。
また、中心部の筋は深層部のローカル筋と表層のグローバル筋に分類され、それぞれ特徴的な役割があるので、
各機能の理解をしてどちらにもアプローチすることが重要であると語っていました。
ですから、体の内側から鍛えるとは・・・
という流れで、体の深層部にある筋肉から鍛え、表層の筋肉もしっかり鍛えましょうということですね。
体の深層部の筋肉は目に見えず意識しにくいので、おろそかにしがちですが大事ですね。
実技の様子
バランスボールによる可動性獲得のためのデモを見せるパルマー博士
より機能的な動き(ミット打ち)で中心部からの力の伝達の向上をはかることができる。
研究者で実践者でもあるパルマー博士。とっても情熱的に動き、語ってくれました。
今後も情報を交換して、私としてはコアコンディショニングの考え方を伝えていきます。
また先生の理論も教わりながら、コアの必要性を追求していきます!
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