HOME > アスリートの声 > 東京五輪に向けてそれぞれの想い|トランポリン明石凌・折田侑翼選手

東京五輪に向けてそれぞれの想い|トランポリン明石凌・折田侑翼選手

2018年09月25日

現役アスリートを訪ねて、これまでの活躍の裏に隠されたエピソードをお伝えしていきます。
今回お話をお伺いしたのは、トランポリンの明石凌選手、折田侑翼選手。

明石選手

明石 凌(あかし りょう)

1998/03/29生まれ 東京都出身/流通経済大学3年/フリーエアースポーツクラブ所属/世界年齢別選手権シンクロ銀メダル/全日本選手権出場/東インカレ2連覇中

折田選手

折田 侑翼(おりた ゆら)

2000/10/25生まれ 東京都出身/都立淵江高等学校3年/フリーエアースポーツクラブ所属/世界年齢別選手権個人銅メダル/全日本選手権出場/全日本ジュニア優勝/ジュニアオリンピック優勝

 

 
※動画にて詳細のインタビューを見ることができます。

–トランポリンを始めたきっかけは?

明石:現在のコーチである田中先生が、僕が通っていた幼稚園で体操を教えていました。そこでトランポリンの指導を始められた際にやってみたのがきっかけです。地上では味わえない感覚に、無我夢中で楽しんでいました。

折田:いとこが田中先生のもとでトランポリンをやっていて、お迎えのときについて行って飛ばせてもらったのがきっかけです。2歳くらいの時だったと思います。とても楽しかったのを覚えています。

対談

−どんな幼少期でしたか?

明石:幼稚園のときは、姉と家の中でままごとをしていました。小学生になってからは外でボールを蹴ったり、体を動かして遊んでいました。

折田:やんちゃでした。好奇心旺盛で、木の中に頭を突っ込んで抜けなくなったり。高学年になるとボールで遊んでいました。思いっきり外で遊んで、トランポリンでは切り替えて跳ぶって感じでした。

明石&折田:小学生のときは週6日、2〜3時間は練習していました。

−トランポリン選手になりたいと思ったのは?

明石:中学生のとき、初めて日本代表になってこのまま選手として頑張ろうって思いました。初めての世界大会はフランス。とにかく緊張して、跳ぶ以外のことが頭になかったです。ただ、同世代の世界の選手の競技を見て、刺激になりました。

折田:僕は小学生のときはロンドン、中学生のときアメリカ・デイトナビーチの大会に出場しました。小学生のときは他の国の人と仲良くなりたいという気持ちが強くて。競技中は緊張しましたが、「とりあえず楽しもう」と思っていました。中学生になって、試合運びなどを考えて試合第一になりました。ずっと遊ぶことに夢中で、選手としてやっていこうと思ったのは遅い方だと思います。

−今後の目標を教えてください!

明石:2020年の東京オリンピック出場です。そのために来年5月の全日本年齢別大会でベスト16を狙い、6月の最終選考会に残って11月の世界選手権の決勝に行く。それが叶えば東京オリンピック出場の2枠に入る可能性が高いと思っています。

折田:自分もオリンピックに出て結果を残したいとも思うんですけど、僕のモットーは「楽しんでやる」こと。なので、観客が見て楽しいって感じるような、人とは違う技ができる面白い選手になりたいです。体のピークは20歳くらいだと思っているので、そこに向けて上手くなりたいです。

明石凌

–トランポリンで一番楽しい瞬間は?

明石:成績を出したときが嬉しいです!

折田:技が新しくできたときですね!

–子どもたちにメッセージをお願いします。

明石:体力は無限にあります。頭で考えるより、とにかく体を動かして反復していろんな動きを身につけてほしいですね。

折田:自分は楽しいからこそ努力して上手くなりたかったので、楽しむことが重要だと思っています。だから楽しんでスポーツをやってほしいですね。

練習場にはストレッチポールが並んでいました。

練習場にはストレッチポールが並んでいました。

プロフィール

インタビュアー:宮田拓

若者のエネルギーを感じさせてくれる取材になりました。二人の個性や価値観の違いも興味深いところでしたが、同じトランポリン競技を極めていくなかでお互いを尊敬しながら、共に高みを目指す姿勢が相乗効果となっているようでした。地元・東京でのオリンピック開催。貴重なチャンスをものにしてコーチやご家族、お友達に最高のパフォーマンスを見せてほしいです!

 

 

アスリートの声の最新記事一覧

もっと見る