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目標は平昌五輪!ショートトラックスピードスケート谷本光選手インタビュー
2017年07月23日
現役アスリートを訪ねて、これまでの活躍の裏に隠されたエピソードをお伝えしていきます。
今回お話をお伺いしたのは、ショートトラックスピードスケート谷本光選手。
2018年の平昌オリンピックに向けて挑戦する谷本選手に競技への思いについてお話しいただきました。
※動画にて詳細のインタビューを見ることができます。
-スピードスケートショートトラックの競技としての魅力を教えていただきました。
「フィギュアやアイスホッケーと同じリンクで行うんですが、1周111.12mと小さなトラックで競うスピードスケートです。
ショートトラックは、ただ速いだけではダメで、駆け引きが必要になります。
最初から前に出ると、空気抵抗があるのでバテやすし、でも最後に勝負をかけると、足に来てしまって抜けなくなります。
抜くタイミングや相手の実力、動きを見ながら駆け引きをするので、「氷上の競輪」と言われています。
ほとんど直線がなく、カーブでは時速50㎞近くになるので常にバンク(体の傾き)を維持するのが大切です。
スピードがつくと遠心力で大きく膨み、結果、抜かれてしまうので、小さく回って抜かせないようにしたり…。
駆け引きが重要な競技ですね。」
-短期間でかなりの体力を使うハードな競技、この競技を始めるきっかけはどこにあったのでしょうか。
「家の近くにスケートリンクがあったことがきっかけですね。
私は4人姉妹の2番目なんですけど、姉がリンクに通っていて、気がつけば私も自然に滑っていたような…。
スケート自体は大好きで、シーズン中は一日中滑っていたこともよくありました。午前中滑って、お昼ご飯を食べに家に帰り、食べ終わったらまたリンクに行くほど楽しかったです。
スピードスケートは妹が先に始めて。楽しそうだったので私も4年生の時に始めました。
その前にフィギュアスケートの教室にも通っていたのですが、スピードスケートは滑り方が全然違いましたね。でも、練習するうちにどんどんタイムが速くなるのが楽しかったです。
練習環境は、実はそんなに良くなかったです。広島には通年リンクがなく、オフシーズンは岡山まで行っていたので週に一回しか滑れなかった。小学校の最高成績は全日本ノービスという大会で7位になりました。」
-朝から晩までスケートを楽しむ谷本選手、アスリートの原点とも言える小学生時代はどのようなアスリート選手として理想的な過ごし方をされていました。
「小学生の時は、休み時間も放課後もとにかく遊び、晩ご飯を食べてスケート練習に行くという生活でした。
手打ち野球にはまっていて、男の子放課後も残れる友達と集まってひたすらやっていましたね(笑)。
そのほかにも、縄跳びが大好きで、足が速くて学年では1番か2番、水泳は大会出場したこともあります。
2〜6年生まで習っていた新体操では県大会3位になり、強化選手に選ばれていました。
その他、柔道を半年間だけとか、週末にアーチェリーに通ったり、とにかくスポーツ好きでいろんな競技にチャレンジしました。」
-大学生として競技の第一線で活動を続ける谷本選手へ最後に今後の目標についてお聞きしました。
「来年2月(2018年)の平昌オリンピックに向け、(2017年)9月と12月に選考会があります。
まずは選考会でベストパフォーマンスを出して、代表内定できるように頑張ります!
その次には、私が大学4年生になる年にユニバーシアードがあるので、その出場を目指します。」
谷本選手は、背骨を柔らかく使えるように、またバランス良い動きができるように、コアコンディショニングを取り入れています。五輪そしてその先にあるユニバーシアードでの活躍を応援しています。
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