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コアコンディショニングで演奏の質が向上! 東邦音楽大学公開講座

東邦音楽大学公開講座 - 19

音楽家にもコアコンディショニングが大切なようです。

こちらの記事で東京音大で「ひめトレ」が授業に取り入れられている
様子をレポートしました。

今回は、2月14日に東邦音楽大学で行われた、公開講座を取材させていただきました。
講師は、東京音大同様に、長井芽乃JCCAアドバンストトレーナー。
ご自身もフルートの奏者をされています。

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参加者は、午前12名、午後23名でした。
午前はストレッチポールを活用したコアコンディショニング。
午後はひめトレでした。今回は午前中の模様をレポートします。

さて、参加者はフルートを演奏されている方がメイン。
ほかにもピアノ、声楽をされている方がいらっしゃいました。
普段抱えている悩みは、「力を抜きなさいと先生に言われるがうまく抜けない」、
「力が入りすぎているのか、指や手首が痛くなる」といった、
脱力に関する悩みが多かったです。

東邦音楽大学公開講座 - 3

自己紹介のあと、ペアを組んで現在の姿勢、演奏中の姿勢を写真に撮ります。
また演奏しているカラダの感覚や、音色をチェックしモニタリングします。

いよいよ、エクササイズに入っていきます。
ストレッチポールを用いたベーシックセブンを、
じっくりと体感を引き出しながら行います。
続いて、二人組に別れて再びベーシックセブンを行います。
同じことを繰り返す意味は何だろう? と思いますが、
実はこれは、自分が行ったエクササイズをペアが行っている様子を見ることで、
自分がどのような動きをしていたのか認識させることが目的です。
ボディマッピングという、自分の頭の中のカラダの地図を調整しています。
最終的な目標は、カラダを思ったように動かし、
演奏につなげることだからです。

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東邦音楽大学公開講座 - 15

エクササイズ後、再度モニタリングを行います。
「姿勢が変わった」「以前は寝ると腰が痛かったのが、なくなった」
「歩いた感じが違う」「首まわりがすっきりした」と、驚きの声が多数上がっていました。
その後、実際に演奏をしても、音が出やすくなり、姿勢が良く、
力みがなくなったとの声が聞かれました。

東邦音楽大学公開講座 - 23

また、子供にピアノの指導を行っている方にお話を伺いましたが、
最近の子どもたちは片足立ちができなかったり、コアが弱い子が多く、
そのような子は演奏の際に体重移動が上手くできなかったり、
身体を支えられずに丸まってしまうということがあるようです。
そういった子供たちに、コアコンを取り入れたり、
ストレッチポール上でバランスを取らせることで、演奏の改善を行っているとのこと。

音楽の世界も、カラダを使って表現をするという意味で、
コアコンディショニングを活用する可能性が多々あると
感じることができました。

講座の模様

体験者の方の声