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コアコンディショニングで演奏の質が向上! 東邦音楽大学公開講座
音楽家にもコアコンディショニングが大切なようです。
こちらの記事で東京音大で「ひめトレ」が授業に取り入れられている
様子をレポートしました。
今回は、2月14日に東邦音楽大学で行われた、公開講座を取材させていただきました。
講師は、東京音大同様に、長井芽乃JCCAアドバンストトレーナー。
ご自身もフルートの奏者をされています。
参加者は、午前12名、午後23名でした。
午前はストレッチポールを活用したコアコンディショニング。
午後はひめトレでした。今回は午前中の模様をレポートします。
さて、参加者はフルートを演奏されている方がメイン。
ほかにもピアノ、声楽をされている方がいらっしゃいました。
普段抱えている悩みは、「力を抜きなさいと先生に言われるがうまく抜けない」、
「力が入りすぎているのか、指や手首が痛くなる」といった、
脱力に関する悩みが多かったです。
自己紹介のあと、ペアを組んで現在の姿勢、演奏中の姿勢を写真に撮ります。
また演奏しているカラダの感覚や、音色をチェックしモニタリングします。
いよいよ、エクササイズに入っていきます。
ストレッチポールを用いたベーシックセブンを、
じっくりと体感を引き出しながら行います。
続いて、二人組に別れて再びベーシックセブンを行います。
同じことを繰り返す意味は何だろう? と思いますが、
実はこれは、自分が行ったエクササイズをペアが行っている様子を見ることで、
自分がどのような動きをしていたのか認識させることが目的です。
ボディマッピングという、自分の頭の中のカラダの地図を調整しています。
最終的な目標は、カラダを思ったように動かし、
演奏につなげることだからです。
エクササイズ後、再度モニタリングを行います。
「姿勢が変わった」「以前は寝ると腰が痛かったのが、なくなった」
「歩いた感じが違う」「首まわりがすっきりした」と、驚きの声が多数上がっていました。
その後、実際に演奏をしても、音が出やすくなり、姿勢が良く、
力みがなくなったとの声が聞かれました。
また、子供にピアノの指導を行っている方にお話を伺いましたが、
最近の子どもたちは片足立ちができなかったり、コアが弱い子が多く、
そのような子は演奏の際に体重移動が上手くできなかったり、
身体を支えられずに丸まってしまうということがあるようです。
そういった子供たちに、コアコンを取り入れたり、
ストレッチポール上でバランスを取らせることで、演奏の改善を行っているとのこと。
音楽の世界も、カラダを使って表現をするという意味で、
コアコンディショニングを活用する可能性が多々あると
感じることができました。
講座の模様
体験者の方の声