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肩甲骨まわりへのアプローチで腕が楽にあがるように! | JCCAの指導風景

 

日本コアコンディショニング協会(JCCA)認定トレーナーのセッション(運動指導の現場)では
どのようなことが行われているのでしょうか。
それはスポーツのためのケガ予防であったり運動能力向上であったり、
シニアの方への日常のコンディショニングのアドバイスであったり様々です。
本日はそのようなセッションの一例をご紹介します。

JCCA事務局の渋谷さんは、日頃から肩周りが重く、腕が上げにくいという悩みを抱えていました。
小柄な彼女は、通勤の電車でつり革をつかむのも一苦労。
そんな彼女にマスタートレーナー川勝拓也さんが運動指導を行うことになりました。

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川勝さんはまず渋谷さんの悩みを具体的に聞いていきます。
「どういったことがお困りですか?」「どうなりたいですか?」
「それはなぜですか?」「右と左ではどちらが上げにくいですか?」etc.,
さらに渋谷さんの姿勢であったり、両肩の上がり具合、床へのつき方や浮き方を見ます。
その結果、今日行うのは、JCCA認定アドバンスシリーズの「リアライメントスリー」という
パッケージエクササイズに決まりました。
その中で「脇下ローリング」と「頭上ローリング」という簡単な運動を行ってみます。
基本的なエクササイズでは緩めきれなかったものを緩め整える運動です。
ツールもストレッチポールハーフカットとソフトポールというものを使います。

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エクササイズ自体はわずか5分程度の簡単そうなものでした。
しかしたったこれだけで渋谷さんのカラダに変化が発生。
エクササイズ前は重かった肩周りがスッと楽になり、腕が上がるようになったのです。
詳しくは動画をご覧ください。
重くて上がらなかった腕が肩甲骨まわりへのアプローチでラクに!

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さて、このエクササイズを見て一つの疑問が。
なぜハーフカットを使うのか?ということです。
通常のストレッチポールEXやMX、もしくは単に床の上ではダメなのでしょうか?
これについて川勝さんは、
「ハーフカットの上に寝る事で肩甲骨まわりがゆるみ動きやすくなります。
もちろんストレッチポールEXやMXでも不可能ではありませんが、グラついたりして安定度に欠けるので、
意識が肩に集中でき、安心してリラックスした状態を生み出すためにはカマボコ型のハーフカットが最適です。
また床の上に寝るだけでは、肩甲骨まわりが緩みません。微妙に肩が前傾した状態で動かすことになるので
効果はあまりないと思います」と語っていました。
JCCAの認定トレーナーはこのようにその方のニーズに合わせたコアコンディショニングをお伝えしています。
興味をお持ちの方はぜひお近くの認定トレーナーをお尋ねください。
このサイトにて、認定トレーナーの最上位クラスであるマスタートレーナーの検索ができます。
また今日ご紹介したエクササイズを指導できるアドバンストトレーナーの資格について興味がある方は、JCCAまでお尋ねください。

※記事及び動画において述べたエクササイズによる改善効果については個人差があります。
また専門の指導者がクライアントの状況を細かく確認し安全性を確保した上で行っています。