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楽器演奏家のための体幹トレーニング。姿勢の安定は演奏にも大きなメリット

【ピアノ演奏家は姿勢が良い?】
オーケストラやピアノ、バイオリン、フルートなどの演奏発表会。
奏でる音はもちろん、演奏家のキレイな姿勢に注目してみてください。

滑らかに鍵盤の上を指が走る。縦横無尽に弦の上を行き来する指。
このような演奏者の姿勢がキレイなのはなぜでしょうか?

音楽上達のためのキーワードは「良い姿勢」と「脱力」です。
良い姿勢と脱力?

「力を抜くと良い姿勢なんかとり続けられないじゃないの?」
いいえ、実は座り方や立ち方一つで脱力しながら良い姿勢はとれるのです。
これこそカラダの本来あるべき状態であり、もっともいい状態で楽器が演奏できるポジションといえます。

例えば、ピアノ演奏で座る場合は、
左右の坐骨に体重を預けて座る(本来あるべき状態)ことで
体幹部の安定が保てるためバランスが良くなり、上半身の力を抜いて音の響く鍵盤の叩き方になります。
さらに体幹部安定により最小限の力で鍵盤を叩くことができることから、音や鍵盤の位置をしっかり確認しながら演奏できるようになります。
この結果、演奏が上達し、奏でる音も素晴らしいものになるのです。

曲の初めから終わりまで終始手を動かし続けるピアノ演奏の場合、体幹部が安定することで自由に両手が動かすことができます。
話だけ聞くと簡単なように思えますが、この姿勢を維持するのは実は簡単ではありません。
大切なのは「体幹部の安定」です。

ピアノ演奏には鍵盤を叩く腕の動きとピアノのペダルを踏む足の動きがあります。
この動きの間、体幹部を安定させたままの状態にしなくてはいけません。

そこで紹介するのが体幹トレーニング。その一つであるコアスタビライゼーションエクササイズです。
初めてこのページを訪れた方は、その前にストレッチポールを用意して
【かならずやりたい基本の動作】基本姿勢~ベーシックなエクササイズ
をやってみてください。カラダを緩め、本来あるべき位置に整えるものです。

その上で行いたいのが、コアスタビライゼーションエクササイズである、体幹バランス手×足
動画ではストレッチポールハーフカットを使用しています。
慣れないうちは、手のみ、足のみの挙上でも大丈夫です。
トレーニングと聞くと、「キツイ」「苦しい」というイメージをもたれるかもしれませんが、
このエクササイズはゲーム感覚で行えます。
体の軸を意識して、その軸で四肢をコントロールできるようになります。
演奏家だけでなく、キレイな姿勢を獲得したい方も必見です。

ピアノ演奏が上達したい。
もっとキレイな演奏をしたい。
楽しくピアノを弾きたい。
このような方はぜひ実践して効果を実感してみてください。
体幹トレーニングでキレイな演奏を。