HOME > オススメ記事 > 浅い呼吸でお悩みの方に。苦しい呼吸にサヨナラしてつくる健康的な生活
浅い呼吸でお悩みの方に。苦しい呼吸にサヨナラしてつくる健康的な生活
「浅い呼吸」にはさまざまな原因があるようです。
鼻炎等による鼻づまりなどの疾患のためや、ストレスによる緊張のせいも考えられます。
疾患による口呼吸の解消については医師の方にお任せ致しますが、
鼻にはいろいろな空気浄化機能があるのに対して、
口にはそのような機能がないので、なるべく鼻で呼吸ができるように対処されたほうが健康にはプラスになるそうです。
ストレスによる緊張については、
例えば野球のマウンドで、ピッチャーがピンチの連続となると肩で息をするように見えます。
肉体的疲労もそうですが、緊張の連続で呼吸が浅くなっているのです。
そのようなシーンを脱したりすると、とたんにフーーーッと大きな息をして空気を体内に取り込みますよね。
これにより心身ともにリラックス状態が得られるわけです。
つまり大きな呼吸をすることで、カラダはリラックス状態をつくることができるのです。
大雑把にいうと下記のような関係性があるいえます。
浅い呼吸=緊張状態=ストレス=交感神経=活動状態=眠りが浅い
深い呼吸=脱緊張状態=リラックス=副交感神経=活動停止状態=眠りが深い
常に呼吸が浅く苦しい方は、無意識だとしても心身ともになんらかの緊張状態にある、といえます。
カッとしたり、緊張を脱したい場合では、まず大きく息をすることで、一歩深い行動に移せられるかもしれません。
そのようにお考えいただいても、インナーユニットの一つである「横隔膜」がうまく使われていないと
「深い呼吸」にはなりません。
横隔膜は、フットポンプを踏む足の裏のような役割をしています。
肺の下にある横隔膜が上下することで、肺が膨らんだり押されたりして空気が体内に入るのです。
深い呼吸をしようとして、肩が上下運動するような方や、背中を反らせて呼吸をしているような方は
横隔膜がうまく機能していないのです。
この横隔膜を機能させるために、苦しい感じのしない、リラックスできるエクササイズをおこなってみませんか?
今回紹介するエクササイズは「逆腹式呼吸」です。
このエクササイズはふだんなかなか意識しないで行っている横隔膜の働きを
意識し、機能しやすくするエクササイズです。
エクササイズ方法:
ストレッチポール(またはストレッチポールハーフカット)の上に仰向けに乗り、
息を吸いながらお腹をへこませて行きます。
(お腹ではなく肺を膨らませるイメージです)
息を吐いて元の位置に戻していきましょう。
お腹を意識して息を吸いながらお腹をへこましていきましょう。
これをゆっくり繰り返していきます。
30秒を目安に行いましょう。
たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、
ストレッチポールの上に乗ることで、胸郭がストレッチされて、普段より胸が開き、息がしやすくなっています。
その上で通常より深い呼吸をするので、横隔膜の運動幅もおおきくなるのです。少しずつですが繰り返されることで
筋肉が鍛えられていくのです。
こちらからエクササイズの動画を見ることができます。
また、腹式呼吸エクササイズもぜひお試しください。
呼吸のエクササイズで苦しい呼吸とサヨナラしましょう。