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10ヶ月に及ぶ妊娠。その後の出産という大きな仕事で、
ママのカラダはさまざまなダメージを負っています。
休む暇もなく育児のステージへ。
その産後ママのカラダをケアする体操教室が開かれています。
最近、全国のこのような教室で骨盤底筋を鍛えるひめトレが
積極的に活用されるようになってきました。
今回は、千葉県習志野市にある共立習志野台病院を訪れ、
その模様を取材してきました。

今回のインストラクターは首都圏で活躍する大久保裕美さん。
この病院では月２回、このスクールが行われています。
「産後ママは、尿漏れが気になる、
授乳で肩こりになるなどのトラブルを訴える方がいますね。
また、産後２年経ったような方でも、
激しい運動が難しい、尾骨が痛いなどと言います。
ひめトレのレッスンを病院で導入してから半年くらい経ちますが、
まずは参加される方がトレーニングに積極的になってきました。」

この教室の特徴は、赤ちゃんやお子さんと一緒に参加できることです。
ベビーマッサージやハグ、一緒に行う運動などが随所に盛り込まれており、
親子のスキンシップがはかられつつ、子にとっても飽きない、
ママにとっても体力づくりになる工夫がなされています。

赤ちゃんはシーンとした空間だと泣いてしまうため、
音楽を流したりと、大久保先生の子育てや、
今までの数々の指導経験が活かされた
レッスンとなっていました。

ひめトレが登場するのは、全体の中盤。
足裏の刺激を行ったり、ツリーやバードウイングという基本エクササイズ。
加えてセルフマッサージなど、さまざまな目的で活用されていました。

その後はコアを鍛えるトレーニング。
最後はエアロビクスのステップも取り入れた動きもあり、
ママたちも充実した様子でした。

「一人目を産んだ時は出産後に腰痛になりましたが、
二人目のこの子はまだ大丈夫なので効果があると思います」
「ひめトレ前後で姿勢の変化が感じられるので、ずっと続けられるといいと思います」
「私だけでなく、子どもの股関節がとても柔らかくなりました」
など参加者の方の声がありました。

このような全国の活動で、ひめトレの良さがますます
普及されていくのではないかと思いました。
また、産後のお母さんは孤独で、自分の子育てが合っているのか不安を抱えています。
このようなコミュニティがあることで、子育ての悩みを共有でき、
リフレッシュできることも非常に大きな意味があるのではないかと思いました。

大久保先生、取材させていただいた参加者と共立習志野台病院の皆さん、
誠にありがとうございました。